竜王のひ孫と

#いやらしいわねムーンちゃん

DC星のくず (@DC306DC) / Twitterさんが提唱したtwitterタグ #いやらしいわねムーンちゃん にインスパイアされたもの。うちの子でやるとお色気から外れてしまうのだ。 「いやらしいわね」ムーンブルクのムラサキが、眉間に寄せた皺で整った顔を乱しながら、…

ホラ吹く杖さん

杖立てに入って立っている「竜王の杖」と、彼(?)の話を聞いているロトの子孫三人組。 杖「この古傷は、竜王様とロトの勇者との決戦の折、ロトの剣をわが身で受け止めた時のもので云々」 ロウガ「木でできているのに切られなかったって、お前すげーな!!…

別れの場面

竜王の城の手前の岸辺に接岸した船、城へと去るリュオと、彼女を送っていこうとするサスケの背を見送りながら。 ムラサキ「あたしはついていかないわよ。あんた*1の顔もこれっきりだと思うと、せいせいするわ」 ロウガ「オレは一緒に送ってくる!」 ムラサキ…

手で茶を沸かす

鉄腕アトムの「ロビタとロビエット」の巻に、ロボット娘が手のひらに載せたポットを沸かしてお茶を給仕するシーンがある。ロボットならではの技能(「魔法」と言いかえても良い)と女らしさの結びついたいい描写だと思う。 お茶の好きな魔法使いと言えばうち…

龍の牙

漢語で「龍牙」という言葉がある。一冊物の漢和辞典には載っていない、マイナーな言葉である。「龍芽」とも書く。*1 で、意味はと言えば「茶」のことである。検索してみると中国ではお茶の品名だか品種名として現役で使われているようだ。 「ドラゴン」で「…

一人称ちゃん

一人称代名詞(「ぼく」「わたし」のたぐい)に、「ちゃん」とか「様」とかの接尾詞をつけたもの、つまり「ボクちゃん」とか「俺様」には、二つの使い方がある。 まず、自称として。ナルシシスティックなものとして使われる。 次に、他称として。たとえば自…

「竜王のひ孫と」呼称表

前の記事が呼び方に関するものなので、ついでと言ってはなんですが、うちのところの呼称表を作ってみました。 ロウガ サスケ ムラサキ リュオ ローレシアのロウガ オレ ロウガ ロウガ ロウガ殿 サマルトリアのサスケ サスケ 私(読みは「わたし」) サスケ …

竜王のひ孫と(その一・ラダトーム)

DQ2の二次創作である「竜王のひ孫と」シリーズの一番始めです。 宿敵・大神官ハーゴンへの手がかりを求めて、いよいよ港町ルプガナより大海に乗り出し、古都ラダトームを訪れたロトの勇者たち三人。そこで、勇者の一人・サマルトリアのサスケは気掛かりな…

帰ってきたお兄ちゃん

お兄ちゃんが帰ってくる、それも悪の大神官ハーゴンを討ち果たしての堂々の凱旋だという、お兄ちゃんたち(親戚なローレシアの人とムーンブルクの人が一緒に戦ったのだ。わたしもついて行きたかった)よりも一足先に着いた飛伝*1からの知らせに、王様である…

♪とししーたの男の子

パロディ

性格チェンジ

ももこさんより、うちのムラサキとリュオの性格が入れ替わっていたら、というお題をいただいた。 考えるに、彼女たちの性格には、それまでの環境や人生あってのことなので(特に、ムラサキが性格が尖ってしまったのは、ムーンブルク落城とその後の体験あって…

竜王城の危機・その二

「その一」の続きです。 黄色く立ち枯れた葦原を、風が波立たせて渡っていく。空は、薄青く霞んでいる。 竜王のひ孫・リュオは、紫色した竜王の戦装束に身を固め、竜王城の地上部の廃墟の中で、一人、身構えていた。広大な湿原の中、いま彼女のいる所だけが…

ロトの装備の動き(1→2)

「竜殺しの」コロウは、いわゆるロトの装備5品のうち、盾以外の、剣・兜・鎧・しるしの4つを集め、竜王を倒した。 その後、彼は後のローレシアへ旅立ったわけだが、ロトの剣はラダトームに残された。(平和が戻ったので)何かを倒すための武器は不要、守る…

サマルトリア王家の家系図

二次創作設定資料

竜王の不肖の弟子

「竜王のひ孫と」において、悪の種を蒔いた人物。

ムーンブルク国にて

設定説明的な番外編です。 ローレシアの王子ロウガがたき火から顔を上げると、炎の向こうでサマルトリアの王子サスケが難しい顔をしていた。 「どうかしたん?」 「そうですね、聞いてもらえますか?」 サスケはいつも話しかたがていねいだなぁ、そんなこと…

「リュオさんネコになる」その0

「性懲りもない」 顔の周りを蠅が飛ぶ時の羽音のような、微かであっても頭の奥にまで届いてくる不快な感覚に、竜王のひ孫・ロンワンは首をよじって後ろを振り向いた。 彼が思った通り、「呪い」がそこに浮いていた。常人の目には見えず感じることもできない…

「リュオさんネコになる」目次

竜王のひ孫・リュオが呪いでネコミミ化してしまった! 平行世界の竜王のひ孫・ロンワン、そしてロトの子孫たち三人はどうするのか! だだ甘注意! その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その0:実は…… . お断り これはすまいる すらいむのも…

メモ・歴史イメージ

「竜王のひ孫と」世界の歴史です。

メモ・地域イメージ

「竜王のひ孫と」シリーズの各地域に対する独自設定の覚え書き

十年前の4人

ふと、うちの「竜王のひ孫と」のメインキャラクター4人は十年前、どういう風だったのかが気になった。 なぜ、そういうことを考えたかというと、某ハロウィン絵を拝見して、リュオが、本人が好んで主役張るなら、トリック・オア・トリートする方じゃなくて、…

コラージュ「竜王のひ孫と」

「竜王のひ孫と」で、リュオとロトの子孫たち三人が出会った所である 「その三・地底宮殿」 の一場面をコラージュで作ってみた。

学パロ(設定だけ)

↑'10/4/22 ももこさんが早速絵に起こして下さいました。http://yaplog.jp/pikacyu64/archive/418 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「竜王のひ孫と」シリーズhttp://blogs.yahoo.co.jp/ryuougodai/60435194.htmlの学パロです。 登場人物たちの…

普段のリュオ

先月21日にももこさんのお絵かきチャットにお邪魔した時に頂いたリュオの絵です。 話題となったのは、いったい普段この人なにやっているんだろう、ということです。 一つ思いついたのは、なにしろこの人そこそこ広い屋敷に一人暮らしですから、家事に追われ…

宴の終わりに

上は、どうもどこかから放送があったらしく、花見で酔っぱらってサスケにもたれかかって眠るリュオ、というのを私とももこさんと同時に受信して、描いてもらったものです。 しかし、その次の日、ドキッとするコメント返しが! >リュオさん目が覚めた時が楽し…

DQ2二次創作・「竜王のひ孫と」シリーズ

DQ2の二次創作である「竜王のひ孫と」シリーズの目次

サスケの結婚式

ロトの子孫たちが大神官ハーゴンを倒し邪神シドーを滅ぼしてより数年、世界はその傷を癒しつつあった。 そのころであった、サマルトリアの王子サスケが結婚するという知らせが広まったのは。その知らせは復興の表れとして大方の人には喜びとともに迎えられた…

バレンタイン

バレンタインでももこさんから頂いて(http://yaplog.jp/pikacyu64/archive/347) 、せっかくなので何か話をつけたいな、と思ったけどうまくまとまらないので、とりあえずネタ書きだけ。そのうち仕立てよう。 あの世界にチョコとかバレンタインデーとかある…

竜王のひ孫と(その三・地底宮殿)

注:この記事は、以前のものの改稿です。 階段の下には、堅固な坑道が続いていた。「あたし、安心したわ。崩れたりしたらどうしようと思って」「いや、ムラサキ。それ、冗談ではなさそうですよ」 サスケは、分岐点で、先頭に立つロウガが選ばなかった方をム…

ラーの鏡で遊ぼう

Ⅲで登場する「ラーの鏡」、これ、サマンオサのニセ王の正体を暴くのには使えるけど、ヒミコには効果がないのはちょっと知られていることです。 しかし、これ、他のものに使うとどうなるんでしょう? 例えば、「変化の杖」を手に入れた後のグリンラッドの老人…