ロトの剣の部屋(リメイク版の)

 リメイク版DQ2で、竜王の城の中は洞窟になっている(地上の廃墟と最深部の宮殿を除く)。うち、ロトの剣のある部屋だけ、洞窟としても珍しいことに床が張られているのだ。*1

f:id:Ryuou_5dai:20201005142103p:plain

竜王の城 地下2階

 同じリメイク版のDQ1では、ロトの剣の部屋は洞窟の普通の一室である。この背景には何があるのか想像をめぐらしてみようと思う。

 1にはなくて2にはある、となれば、当然床を張って部屋を奇麗にしたのは竜王のひ孫であろう。ここから窺えるのは、ロトの勇者(1勇者)、ひいては勇者ロトの一族に対する敬意である。城のつくりは竜王の時代のものをなぞり*2、姿も同様、名乗りにも取り入れている竜王のひ孫が竜王に敬意を持っていないはずはないが、その竜王ロトの剣を手に入れてはいても、置き場は無造作*3だった。それが奇麗な部屋に置かれているのだから違いは明らかである。偉大な曽祖父を倒した相手だからこそ、尊敬するのだろう。

 

 しかしその思いの結果が、というと……いかにも良さげなものがありそうと期待させておいて、手に入れてみればラダトームで売っている大金槌と同じ攻撃力、しかも、リメイクで大金槌の攻撃力は上方修正されてわざわざロトの剣と同じになっている。すでに買っていればがっかりだし(大金槌を装備できないサマルに渡すという使い道はある)、入手した後に店売り武器と同じと分かってもがっかりである。しかも店売りでさえより強い武器はある。ロトの剣は不幸である。

余談
  • ところで、竜王の宮殿には宝箱が並んだ宝物室が、1の時代にも2の時代にもある。ロトの剣をそういう、いわば手元に置かないのは興味深いところではある。
  • 似たテーマである、二次創作「剣」においては、オリジナル版が頭にあったので、土が掘られただけのトンネルの一室をイメージしている。
関連記事

竜王の島への橋竜王の城周りから読み取るひ孫の態度について触れた記事

*1:いわくありげなのに直接には行けないという、DQ1のラダトームから見る竜王の城でおなじみの演出である。

*2:竜王の城とひ孫の城が同一のものであるかどうかを考えるのも面白いのではないか。

*3:「むぞうさ」のつもりで書いたけど、無・「ぞうさく」でも意味は通じるな、この場合。