コナン・ドイルの「ササッサ谷の怪」という本を読んだ。ササッサ谷(Sassasa Vallley)というのは、ケープ植民地(現在の南アフリカ共和国)にあると設定された地名である。
この響きを目にすると、連想するのがさらさら越えの冒険で有名な佐々成政である。さっさなりまささらさらごえ、「さ」の字が多いだけでなく、「さ」以外のア行の音も多くて語呂がいい。
それにしても、「佐」に繰り返しの「々」を付けて「ささ」と読まずに「さっさ」と促音(小さい「っ」)を挟むのも中々突飛な読み方である。しかしでは、ササッサに漢字を当てたらどういうことになるのか? 「佐笹」? 「笹々」? 「佐々々」? なんにしても楽しい。