ブログ「竜王五代」の案内

カテゴリー解説

 分かりにくいものだけ解説します。

このブログについての補足


「竜王五代」とは :一番初期の紹介文。


 ご意見・ご感想・誤字脱字誤用の指摘コメントはご自由にどうぞ('20/5追記)。

狼の毛皮~「赤ずきんの森の少女たち」より

  「赤ずきんの森の少女たち」を執筆された白鷺あおい先生が、その発想元として、グリム童話の「赤ずきん」にある「猟師は、その毛皮をはいで、家に持って帰りました。」という記述を挙げている。ここから、狼の毛皮の活用法としての人狼へと展開させたというのだ。

https://www.webmysteries.jp/archives/31945381.html

 私が思うに、桃太郎だって鬼退治して宝を持ち帰っているし、悪者をやっつけて財物を得るというのは当たり前の展開だと思うのだが、こういう発想の延長はありである。

 しかし、これを「赤ずきん」の話の前の方に応用すると、狼の犠牲になっていたとされるおばあさんも、実は狼の毛皮をまとって人狼になっており、漁師はその憑き物を落としたのだ、とかんがえられないだろうか?

 なお、白鷺先生は、赤ずきんのおばあさん=魔女=古代ゲルマンの女神、と発想を繋げている。

あいつの見舞い人

前置き

 これは、松尾由美先生の小説「わたしのリミット」の二次創作で、第二章よりあとの話となります。


余談

 原作では下の名前が登場しない深見くん、と、いうかリミットさえ名字が設定されないなど、フルネーム率の低い物語なのだが、二次創作にあたり、あった方が便利かなと考えたのが、深見兄の方には松尾先生の他の作品の男の子から名前をもらって和之、弟の「深見くん」の方には対になるように洋之と、活発な性格の彼には合っているかな、というものです。使わずに書いちゃったけど。

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「竜のうろこ」異聞

お断り:竜のうろこを贈る場面は本編にすでにあるので、これはその別バージョンです。


「そなたら、これを持っていくといいのじゃ」

 竜王の城でのひとときの休息を終えて、再び冒険の旅に発とうとするロトの子孫たちを、城のあるじである「竜王のひ孫」リュオは呼び止めると、青・緑・赤紫、彼ら三人それぞれにふさわしい色の掛け紐で彩られた、手のひらほどの平たい品物を手渡した。

「これは……?」

 三人を代表するかのように問いかけたサマルトリアのサスケに、リュオはちょっと得意げに答えた。

「『竜のうろこ』じゃ。そなたらの身の助けになろう」

 言われてみればその大きさは並外れているものの、つやつやと光を弾くそれは爬虫類のうろこに間違いはなかった。ロトの勇者も護持していたという一品だ。

「ありがとうございます」サスケは素直に礼を述べ、うろこを懐に仕舞った。

 ところが、素直でないものもいた。ローレシアのロウガである。裏にひっくり返しまた表に返し、灯りに透かし陰に置く、隣にいたムーンブルクのムラサキが止めなかったら、噛みごこちも試していたかもしれない。

 その興味深々の目が、リュオに向いた。ムラサキの目も、つられて向いた。

「な、なんなのじゃ、そなたら?」居心地悪そうに身を揺すりながら、リュオが問い返した。

「えーと」

「このうろこは、誰のものなのかしら」

 じっと見つめる四つの目に、リュオは口ごもる。

「そ、それは無論ドラゴンの……」

 四つの目は、リュオの紫の衣を見透かすように固まっていた。リュオのもともと白い顔が、白を通り越してあおざめてきた。

「……す、済まないのじゃ。儂自身のうろこであれば良かったのじゃが、これは、父のものじゃ」

「なーんだ」

「そうだったの」

 リュオの白状に、ロウガの方は単にリュオにうろこが生えていなかったことに拍子抜けした感だったが、ムラサキの方はそれに加えてなにか当てが外れたような響きがあった。

「お父上の遺骸ですか、それは大事なものを預からせていただきます」サスケがとりなした。

 

 

4人目の席争い

 冒険に出そうなサマルトリアの王女のイラストを村上ゆみ子先生が描かれたので、うちの子たちで思いついたネタ。

https://x.com/yumi_vill/status/1913148917522579871?t=_eDDJBJ_nx-rCIKZrLAIXA&s=19


 次のドラクエ*1が4人パーティーになると耳にして、4人目の席を争う竜王のひ孫・リュオと、サマルトリアの王女・サフラン。なだめるサマルトリアの王子・サスケ。2人とも加える代わりに、自分が抜けてもいい(1人で無双するつもり)と言い出すローレシアの王子・ロゥガと回復呪文も使えないくせに、と呆れるムーンブルクの王女・ムラサキ。

*1:ドラクエ3のこと

図書委員たちの「二十年後」

※O・ヘンリーの短編小説「二十年後」のネタバレが含まれます。
二十年後 (オー・ヘンリーの小説) - Wikipedia


 米澤穂信先生の小説で、図書委員シリーズの二冊目「栞と嘘の季節」の感想で、次のようなものを見かけた。僕(堀川)と松倉の関係は、単純に友達というには殺伐としているけれど、何年かぶりに連絡があっても、会わなかった時間がなかったかのように会話を始めてそうな関係だなと思う。

 これを目にして、何故かO・ヘンリーの「二十年後」を連想した。

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ササッサ谷

 コナン・ドイルの「ササッサ谷の怪」という本を読んだ。ササッサ谷(Sassasa Vallley)というのは、ケープ植民地(現在の南アフリカ共和国)にあると設定された地名である。

 この響きを目にすると、連想するのがさらさら越えの冒険で有名な佐々成政である。さっさなりまささらさらごえ、「さ」の字が多いだけでなく、「さ」以外のア行の音も多くて語呂がいい。

 それにしても、「佐」に繰り返しの「々」を付けて「ささ」と読まずに「さっさ」と促音(小さい「っ」)を挟むのも中々突飛な読み方である。しかしでは、ササッサに漢字を当てたらどういうことになるのか? 「佐笹」? 「笹々」? 「佐々々」? なんにしても楽しい。