シーン
DC星のくず (@DC306DC) / Twitterさんが提唱したtwitterタグ #いやらしいわねムーンちゃん にインスパイアされたもの。うちの子でやるとお色気から外れてしまうのだ。 「いやらしいわね」ムーンブルクのムラサキが、眉間に寄せた皺で整った顔を乱しながら、…
マイクル・ムアコックの「永遠のチャンピオン」に似た話になるが、こういうのを思い付いた。 AB二つの勢力があるとする。Aは、大量破壊兵器は保有しているが、それを使用して敵Bを全滅させるのはあまりに罪深いと躊躇していることで、AとBの通常戦争が成り立…
杖立てに入って立っている「竜王の杖」と、彼(?)の話を聞いているロトの子孫三人組。 杖「この古傷は、竜王様とロトの勇者との決戦の折、ロトの剣をわが身で受け止めた時のもので云々」 ロウガ「木でできているのに切られなかったって、お前すげーな!!…
竜王の城の手前の岸辺に接岸した船、城へと去るリュオと、彼女を送っていこうとするサスケの背を見送りながら。 ムラサキ「あたしはついていかないわよ。あんた*1の顔もこれっきりだと思うと、せいせいするわ」 ロウガ「オレは一緒に送ってくる!」 ムラサキ…
「天円地方」という漢語は中国古代の世界観を示したものであり、天空は円形、大地は方形をしているという意味である(天空と大地の接合部はどういう形状になっているのか気になる)。世界の辺境を示す語に、「天涯地角」があるが、天の涯はてはともかく、地…
これは、松尾由美先生の小説「わたしのリミット」の二次創作で、具体的には第四章の途中から別の流れに入るまでのところです。なぜこんなものを書こうと思ったのかは、私の感想記事のうち、「IFストーリーを考える」の節をお読みください。
鉄腕アトムの「ロビタとロビエット」の巻に、ロボット娘が手のひらに載せたポットを沸かしてお茶を給仕するシーンがある。ロボットならではの技能(「魔法」と言いかえても良い)と女らしさの結びついたいい描写だと思う。 お茶の好きな魔法使いと言えばうち…
漢語で「龍牙」という言葉がある。一冊物の漢和辞典には載っていない、マイナーな言葉である。「龍芽」とも書く。*1 で、意味はと言えば「茶」のことである。検索してみると中国ではお茶の品名だか品種名として現役で使われているようだ。 「ドラゴン」で「…
「わたしのリミット」の二次創作
こんなコラボが読みたい、という空想です。 謎の事件だ! 困る田宮宴の前に(佐多くんや茶谷くんとかでも可)ふらっと現れたのは、スーツのような黒と白の柄の猫・ニャン氏と、お揃いのような黒い服装と髪の長い男……だけど、妙に小柄だしスーツじゃなくてダ…
米澤穂信先生の古典部シリーズの短編「心あたりのある者は」は、ゲームとして推理を始めたのに、調子に乗って進めていたら、終わった時には目的を忘れていた、という、全体としてみたら喜劇な作品です。しかし、折木は本当にゲームの目的を忘れていたのでし…
一人称代名詞(「ぼく」「わたし」のたぐい)に、「ちゃん」とか「様」とかの接尾詞をつけたもの、つまり「ボクちゃん」とか「俺様」には、二つの使い方がある。 まず、自称として。ナルシシスティックなものとして使われる。 次に、他称として。たとえば自…
前の記事が呼び方に関するものなので、ついでと言ってはなんですが、うちのところの呼称表を作ってみました。 ロウガ サスケ ムラサキ リュオ ローレシアのロウガ オレ ロウガ ロウガ ロウガ殿 サマルトリアのサスケ サスケ 私(読みは「わたし」) サスケ …
DQ2の二次創作である「竜王のひ孫と」シリーズの一番始めです。 宿敵・大神官ハーゴンへの手がかりを求めて、いよいよ港町ルプガナより大海に乗り出し、古都ラダトームを訪れたロトの勇者たち三人。そこで、勇者の一人・サマルトリアのサスケは気掛かりな…
お兄ちゃんが帰ってくる、それも悪の大神官ハーゴンを討ち果たしての堂々の凱旋だという、お兄ちゃんたち(親戚なローレシアの人とムーンブルクの人が一緒に戦ったのだ。わたしもついて行きたかった)よりも一足先に着いた飛伝*1からの知らせに、王様である…
パロディ
DQ1で男装女勇者、エンディングで王位を拒否して旅に出ることにしたのは、勇者の任務を果たしたので「普通の女の子」に戻るため、だったのにローラ姫がついてきてしまった。なんやかやでローラを女王としてローレシア建国(初代の名前を付けるのは当然!…
DQ2にある五つの王国に分かりやすい二つ名を与えてみようと思った。 地域分類となると、まずは方角名である。北のサマルトリア・南のムーンブルク、東のローレシア・西のアレフガルド。ここまでは簡単に決まる。ただ、アレフガルドには、DQ3時代から存…
毒の沼地、具体的には「竜王のひ孫と」での竜王城周辺の湿地帯のイメージ写真を撮ってきた。 キャラクターの名前が日本語由来が端的だけど、私は身近な所で印象固めている。湿地帯もこういうヨシ原のイメージである(まあ、あの場所が海沿いだから、というの…
DQ2でロトの子孫たち3人が仲良くなく、全員が全員ライバルで、少年マンガよろしく、「ハーゴンを倒したら、次は貴様の番だ」という展開だったら、また面白いんじゃないだろうか。「その技は、貴様も勇者の泉の……」とかのセリフが飛び交う。 サマルは、主…
ももこさんより、うちのムラサキとリュオの性格が入れ替わっていたら、というお題をいただいた。 考えるに、彼女たちの性格には、それまでの環境や人生あってのことなので(特に、ムラサキが性格が尖ってしまったのは、ムーンブルク落城とその後の体験あって…
「その二 http://blogs.yahoo.co.jp/ryuougodai/69247533.html」の続きです。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― リュオとジャトウの戦いは激しいものとなった。リュオは確かに「魔王の爪跡」の力を己のものにしていなかった。だが、竜王、竜王…
「その一」の続きです。 黄色く立ち枯れた葦原を、風が波立たせて渡っていく。空は、薄青く霞んでいる。 竜王のひ孫・リュオは、紫色した竜王の戦装束に身を固め、竜王城の地上部の廃墟の中で、一人、身構えていた。広大な湿原の中、いま彼女のいる所だけが…
海沿いの峠を越えると、緑の平原の先に、灰色の小さな影が見えてきた。ローレシアのロウガ・サマルトリアのサスケ・ムーンブルクのムラサキの、勇者ロトの子孫たち三人が一歩一歩あゆみを進めるたび、その影は次第に大きさと細かさを増し、甍を連ねた街並み…
基本がぼっち属性持ちだから、ロトの子孫たちと出会った直後、ウチの竜王のひ孫はこういう独り芝居をやらかしてもおかしくないと思う。仏壇に向かって亡父に報告する方かもしれない。 なお、別に死亡フラグではない。ただのパロディである。
「どうしてムラサキ殿となかよくできないのじゃろ……」 机に顔を伏して一人悩んでいた、竜王のひ孫・リュオの背後で、突然、空気が揺らめいた。隙間風もないのに空気が渦を巻いて明滅したかと思うと、中から、長い黒髪を後ろに撫で付け青いジャケツを着た洒落…
「なあなあ、ひ孫。ひ孫はなんでそんなに『びじん』なのに、さいしょの時わざわざ顔隠してたんだ?」 遊びに来ていたローレシアのロウガにそう真顔で問いかけられて、竜王のひ孫・リュオは思わず顔を赤らめた。 「あんとき行けって言われてたら、オレ、すぐ…
「世界の半分」と「心の狭い奴」――ワシはこうして勇者を味方につけた』 著:竜王のひ孫
キリスト教の「東方の三賢者」のもじり。 と、言っても、ローレシアやサマルトリアはともかく、ムーンブルクは(ムーンペタ含め)マップ全体では西(左)半分に入るのだが、アレフガルドから見れば東ととれなくもないからいい、のか?
ムラサキ:何故あたしとロウガの二人っきりなのかしら? ロウガ :ベラなんとかの町でサスケが倒れたから? ムラサキ:うん? なんか違うわよ。そうじゃないでしょ? ロウガ :あ、思い出した! ひ孫がサスケと一緒にぼうけんに出たから、オレたちはひ孫んち…