ドラゴンの杖?

DQ5の主人公最強の武器「ドラゴンの杖」、これがドラゴンを象っているのは知っていましたが、頭と反対側の端がオーブを掴む腕のかたちになっていることは、つい最近知りました。個人的に言えば、シド―の尻尾の先が蛇の頭になっていたのと同じくらいびっくりです。

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 しかしこれ、杖として見たらどうなんでしょう?
 杖の、地面を突く部分(石突き)は、下のムーンブルクの王女の杖のように、金属などで補強されているのが普通です。ドラクエでも「いかづちの杖」や「まどうしの杖」、「ストロスの杖」など大半はそうなっています。足に靴を履かすのと同じようなものです。

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 ドラゴンの杖のあの形はどうも強度がなさそうで不自然です。それに、ドロですぐ汚れそうな部分に細密な装飾を施すというのも、考えなしなことではないでしょうか。前の例えの続きで言えば、裸足でペディキュアとかアンクレットしているようなものです。

 いやまて、日本語だと杖ぐらいしかないけど、英語ではステッキ・ワンド・ロッドなどと目的別・形状別に多くの種類に分けられています。
 ドラゴンの杖は王笏なのでは、というのは以前に触れたことがあったとおもいますが([王者装備についてあれこれ])、王笏の元の語にメイス(mace)があります。メイスと言えば鎚矛とも書かれる打撃武器です。つまり、剣みたいに普段は携帯していて、体を支える杖としては使わないんじゃないかな、と。



 と、ぐたぐた書いておいてなんだけど、DQ10になると「女神の杖」や「イーリスの杖」みたいに見た目重視で、石突きのあたりが杖としてどうなの、というのが増えてるみたいだなぁ。

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 じゃ、どういうのなら納得してたかと言えば

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 こういう、ガラガラヘビ型とか

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 あるいは、ストレートに飾りっ気ない尻尾型とか。