#読書

「下津山縁起」米澤穂信・著

報告書・新聞記事・日記などの一片を集積して作り上げていくスタイルの、SF、だろう。よくできているとは思うけど、小松左京先生の博覧強記なら、もっともらしさがさらに増したのではないかと思う。 メモ 文春文庫のアンソロジー「時の罠」所収。 冒頭の「草…

『ドラゴンキラー売ります』のアラ

面白く読んだからこそアラが目に付くので書いておく。勘違いだという指摘か、巧妙な解釈があれば教えてほしい。 ものは、海原育人先生の、『ドラゴンキラー売ります』である。 (以下、ネタばれ)

「反逆者の月3」

以前、感想を書いた「反逆者の月」の続き、時代は原題の"Heirs of Empire"、訳して「帝国の後継者(※)」のとおり第二世代に移っております。とはいえ寿命が600年にもなるサイボーグ技術が標準なこの世界、今までの主人公である親世代も現役まっさかり、とい…

「反逆者の月」デイヴィッド・ウェーバー著

↓リンク先の、銅大さんの書評が面白そうだったので、釣られて読んでみました。 (参照の修正:http://www.trpg.net/user/akagane/diary/200705xx.html 5/8の項) いや本当に面白い。 月は超巨大宇宙戦艦だったとか、古代から続く神々(を名乗る宇宙人)同士…