竜王咆える

(仮の姿の竜王撃破後)
竜王(傷を押えながら):ふ、それが伝説の剣と伝説の鎧か……
勇者:そうだ、これがお前が恐れて隠し持っていたロトの剣だ!
竜王:隠し持っていた、だと? 相応しき力を持たぬものにその剣が振るわれるところが見たくなかっただけよ。
 さあ、武具を持たねば闘うことも能わぬ貧弱なる人間よ、我が真の姿を見るがよい!
 我に剣は要らぬ! 岩をも噛み砕く牙がある!
 我に鎧は要らぬ! 鋼のごとき鱗がある!

 竜王が、正体を現した!