桜が赤いと思ったら

桜の木が、妙に赤い、花のせいかと思いましたが、たしか花は白かったよなあ、と改めて見ましたら、

 

新芽と若葉の中間、展開しかけの、稚葉とでもいうべき葉が赤いのでした。

 

 樹木というのはその形が美しいのであって、花や葉はいわば着物のようなものに過ぎないと思いますが、花がふんわりとした白いレースのドレスなら、この赤いのは花よりもむしろ艶やかな着物です。なんにせよ見ていて楽しいです。