DQ1の竜王の人間形態は、なぜ肌色が青いのか? 無論、人のようであって人ではない魔物であることを端的に示すものであることは分かる。
ただ、発表当時(1986年)でもその認識でよかったのか、当時の青肌キャラクターを振り返ってみる。
やはり、当時でも魔物などの異形のたぐいを示す記号であったと考えてもよさそうだ。
さて、なぜこんなことを気にしたかと言えば、青肌というのは、死者や重病者の血色の失せた肌色から発展したものだと思うからだ。*1竜王の城の最深部が、単なる地下迷宮の奥底(ゾーマの城の最深部のような)であるならいい。それなら墳墓のアナロジーになる。しかし竜王の城の最奥は光あふれる宮廷で、まるで竜宮(ナーガは地下に宮殿を持つという)のような別世界であり、生者の方がふさわしいのではと思うからだ。まあ、考え過ぎだろう。
*1:コメントより連想したが、ナーガの本場インドの神々は確かに異色肌ばかりである。とはいえあれは派手好みなだけで別枠だし流石にこじつけが過ぎる。