ホビット?

 ドラクエⅢに登場する妖精ホビットですが、あれは名前を間違えていると思います。
 発祥の「指輪物語」のホビットは、小柄で純朴な町民・農民です。
 しかしⅢのは……角あり兜に斧というバイキング風の格好に、ノルドという北欧風の名前、それに、大山脈を貫通する抜け穴ってどこのモレア(指輪物語より)ですか、まったくこれはドワーフです。

 しかし、エルフとドワーフが一般的に仲が良い、という設定は指輪物語由来ではないですね。思うに、エルフには女しかいないし、ホビットドワーフ)には男しかいない、つまりは、あれは女の妖精をエルフといい、男の妖精をホビットと呼んでいるのでしょうか。

'08.2.10追記。海外版ではdwarfのようです。
'10.1.25追記。容量制限でカタカナが揃ってなく「ワ」の字が使えなかったせいだそうです。


ドラクエⅢのホビット一覧
・ノルド バーンの抜け道のあるじ。ポルトガ王の友人で(どうやって知り合ったのだろう)なぜか抜け道を閉ざしている。
・ランシールのホビット 消え去り草をエジンベアで使うといいと教えてくれる。耳の広いことである。
ホビットの祠の主人 かつてのオルテガのお供。やはり世界中を旅して回ったのだろう。
竜の女王の城の住人 女王のことを心配している。ラーミアでしか行けないところにいるとは、只者ではない。

 どうも放浪癖のある種族のようだ。エルフが隠れ里以外にはいない(同グラフィックの精霊ルビス・ルビスに仕えていた妖精・レイアムランドの双子を除く)のと対照的である。