近頃読んだ本に、「雅雄」という名前の人が出ていた。優雅の「雅」、雄雌の「雄」、どちらも普通に人名に使われる漢字だけど、並ぶとどちらも
そこでどうせなら、名字の方も「ふるとり」で何か揃えれないかと考えてみた。とはいえ、つくりが「ふるとり」で使えそうなのはこの「雅」と「雄」ぐらい(「難」は文字通り難あり)である。そこで思いついたのが、「雀集」である(名前と合わすと、雀集雅雄になる*1)。問題は読み、「小鳥遊」が「小鳥が自由にふるまえる」、つまり天敵の鷹がいない、ということで「たかなし」と読むようななぞなぞめいた心が必要だ。
さて、あらためて、漢和辞典もめくって、「ふるとり」の入った漢字はどんなものがあるか考えてみた。
まず、鳥類に、
鳥自体に関わるものでは、
会意文字では、
まだ他にも、
それに、日本語としてはともかく、中国史で見かけたものに、項羽の馬の
しかし、ここまで列挙しておいてなんだが、漢字一つで
それでも、
余談だが、探しているうちに、「誰か烏の雌雄を知らんや」という妙にトリの多いことわざを見つけてしまった。