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「ロトのしるし」を勇者ロトが残した、魔の島に渡るための三つの遺産に、加えるのに弱い点の一つは、対抗候補の「虹のしずく」が島に橋を架ける肝心かなめのアイテムであるのに対し、ロトのしるしは「虹のしずく」を作るために本当に必要なアイテムかどうか怪しい点です。聖なるほこらの賢者が「虹のしずく」を渡してよい人間かどうか判別するためだけのもの、つまり賢者の心持ち次第では別に要らなかったアイテムではないかという疑いが拭えないのです(銀のたてごとと同等?)。
これは、雨(雨雲の杖)と太陽(太陽の石)が合わさると虹の橋ができる、と作中で言われているのと対照的です。また、実際この二つのアイテムは虹のしずくができるとアイテム欄からなくなってしまうのに対し、ロトのしるしは残りつづけるのも、材料としては不要ではないかという説を補強しています。
しかし、物を作るのに必要なものは材料だけとは限りません。世の中には、触媒と言うものがあります。二つの物質が反応するのを助け、しかも自分自身は反応で消費されないというものです。
では、ロトのしるしを触媒だと考えることはできるのでしょうか?
では、ロトのしるしを触媒だと考えることはできるのでしょうか?
ロトのしるしは、かつて(DQ3)は「聖なる守り」というアイテムでした。精霊ルビスを救出した時に頂けるアイテムで、ルビスの愛のあかしだというものです。そして、ルビスは大地の精霊と言われていますが、アレフガルドのある世界全体を作りだしたのがルビスであることを考えれば、大自然の化身・自然の働き全ての女神だと考えてもいいのではないでしょうか。
そのルビスから与えられたアイテムだからこそ、虹を作ると言う人間業ではできないことを促進する効能がある、と考えることはできないでしょうか。
そのルビスから与えられたアイテムだからこそ、虹を作ると言う人間業ではできないことを促進する効能がある、と考えることはできないでしょうか。
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ただ、DQ2においてロトの兜を入手する時のロトのしるしは、あれこそ身分証明でしょう。
また、火山を噴火させる「ガイアの剣」や昼を夜に変える「闇のランプ」といった恐るべきアイテムは他にもありますが、それら全てにルビス(その他同格の人物)が関わっているのでしょうか。
また、火山を噴火させる「ガイアの剣」や昼を夜に変える「闇のランプ」といった恐るべきアイテムは他にもありますが、それら全てにルビス(その他同格の人物)が関わっているのでしょうか。