ゴーグル

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リメイク版のパッケージ。服装はオリジナルと変わらない。


 DQ2の主人公たちのイラストで、特徴的なのがローレシアサマルトリアの両王子が身に着けているゴーグルだろう。ゴーグルといえば、「紅の豚」のような飛行機乗り、あるいはバイクや自動車乗りの持ち物というイメージがある。つまりは近代的で、中世ファンタジードラクエには少し不釣り合いだからだ。さて、彼らは何のために装備しているのだろう?

 飛行機ではなくともスピードの出るもの、例えば乗馬でも目を保護するのにゴーグルは有効だろう。しかし彼らは徒歩である。毒の沼地*1の瘴気にもいいかもしれないが、ドラクエのキャラでは一般的ではないようだ。最終地ロンダルキアの雪目対策かもしれないが、そこまでの厚着には見えない。それならもっとオーバーとかフードとかが欲しいところである。

 そこで思いついたのが、砂塵対策である。三人そろったムーンブルク地方の西、ドラゴンの角までの間には、ドラクエ歴代屈指の大砂漠が広がっている。長袖やぴっちりした黒いインナーも、砂から身を守るためとみればそれっぽい、気がしないでもない。

*1:毒の沼地の変遷も読んでみてください。