「レインレイン・ボウ」ナイン一覧

 加納朋子先生の小説「レインレイン・ボウ」はかつての高校ソフトボール部ナインのその後を描いた連作短編集なので、当然ながら同じ年頃の女性ばっかり出てきて混乱する。そこで頭の整理にまとめたもの。

  主役話 職業 学年
(最終時)
呼び名 メモ

牧 知寿子

会社員 三年 チーズ 亡くなった当人
長瀬 里穂 会社員 三年 知寿子の親友。しかし彼女の葬儀にただ一人欠席した。
神林 美久 サマー・オレンジ・ピール 専業主婦 三年 カンちゃん 現・渡辺

小原 陽子

スカーレット・ルージュ 編集者 三年

副部長。読みは「おはら」、のちの「七人の敵がいる」シリーズ主人公の山田陽子*1

善福 佳寿美 ひよこ色の天使 保母 一年 キャッチャー
井上 緑 緑の森の夜鳴き鳥 看護婦 二年
坂田 りえ 紫の雲路 無職 一年
三好 由美子 雨上がりの藍の色 管理栄養士 二年 ミュータン 現・山本
片桐 陶子 青い空と小鳥 事務職 三年 陶子さん*2 部長(キャプテン)・ピッチャー。「月曜日の水玉模様」の主人公。

 部活動に集まった人たちの話で、競技の話ではないことは、ポジションが重視されていないことでも分かる。

*1:本書によればキャッチャーで、善福佳寿美とポジションが被っている。佳寿美が入部するまではキャッチャーだったと解釈することもできるが苦しい。

*2:第一話での設定だが、最終話では美久からも「陶子」と呼び捨てされている。