王位継承権について雑感

 この記事は、「ドラクエ2キャラに33×3+1の質問」その四・+1の質問 https://ryuou-5dai.hatenablog.com/entry/61766919 の補足のようなものです。


 「ドラクエ2キャラに33×3+1の質問」には子孫たち三人が王位継承権何位かと問う質問があるけれど、それってどうなの? と思う。
 欧州の王室のように継承順位がサリカ法などの法律できっちり決まっていて数字で出せるならいい。しかし、次に王になる人(太子)は決まっていても、あとは王位にどれほど近いか感覚的にしかわからないので背景含めて説明するしかないというのも、ままあると思うからだ。
 それに王位継承法があったとしても、数字だけでは判断できない。例えば、昭和天皇が即位したときの秩父宮も、今の皇太子浩宮も同じ継承順位一位だが、秩父宮昭和天皇に皇子が生まれたら(まず生まれる)二位以下に繰り下がって皇位には即けない身だし、浩宮今上天皇より長生きさえすれば即位する身であり、継承順位が一位から下がることは考えられない(こういうのを推定相続人と法定推定相続人と呼び分けるそうだ)。
 逆に、秋篠宮悠仁殿下なぞ、今こそ継承順位は三位だけれど、(今の継承法が継続する限り)将来的に即位することが確実である。
 そういうわけで、この質問、いいたいことはわかるけれど、ちょっと、と言葉が足りないと思う。とはいえ、では何て言いかえればいいかと問われると悩む。「あなたはどれくらい王位に近いですか」ではあまりスマートな質問とは言えないだろう。そう考えると、質問の形は現行のテンプレどおりしかないのかな、とも思う。