ラダトーム雑想

 ラダトームの都は、「下の世界」最古のまちである。
 この世界で最初に生まれた土地は竜王の島であり、精霊ルビスに招かれた人々が最初に下り立ったのもこの島であった。
 しかし、「竜王の島」は急峻な岩山か、水さえ乏しい荒れ地か、さもなくば底無き湿地しかなく、決して住みよい土地ではなかった。人々はよい土地を求め海を渡った。そうして最初に生まれた植民地が、対岸のラダトームである。
 ラダトームには、「竜王の島」とはまったく対照的な、緑豊かで広大な平野があった。また、目前に広がる内海は交通に便利であった。この二つを武器にラダトームは順調に発展し、アレフガルドの首都にまで成長したのであった。

 


 

 内海の北の古代国家となると、吉備の国が思い当たるけど、あそこの古都ってどこだろう? 岡山平野が中心であったのは間違いないとして。
 調べてみると、なかなか面白い土地のようだ。