ドラゴンクエスト2のゴーグルの謎
光の玉をレガリアと見る 光の玉はアレフガルドのためのもの? 光の玉と太陽の石 光の玉を奪われて 光の玉はどこにある? DQ2での光の玉 光の玉をレガリアと見る レガリア(王権の象徴となる宝物、Wikipedia)の一つに、グロブス(globus)というものがあ…
松尾由美先生の小説「安楽椅子探偵アーチー(2003)」を読んでいたら、月刊「推理世界」なる雑誌が登場してきた。主人公の友人であるミステリマニアな少女の愛読書である。 ここで思い出したのが、北村薫先生の「覆面作家」シリーズ(1991~)で、視点人物の…
例えば松尾由美「ニャン氏」シリーズのニャン氏と丸山さん、畠中恵「華姫」シリーズの腹話術師の月草とその人形のお華、あるいは菊地秀行「吸血鬼ハンターD」シリーズのDとその左手の人面疽、これらのように一応の別人格を持ちながらも、常に行動を共にし…
こんなコラボが読みたい、という空想です。 謎の事件だ! 困る田宮宴の前に(佐多くんや茶谷くんとかでも可)ふらっと現れたのは、スーツのような黒と白の柄の猫・ニャン氏と、お揃いのような黒い服装と髪の長い男……だけど、妙に小柄だしスーツじゃなくてダ…
わがマチでは、松の内に毎年福寿草の展覧会を開催しており、季節の風物詩として私は毎年見物に行っている。 さて、花の展覧会ならば、菊にしろ朝顔にしろ、花を見るものである以上、展覧会に日程を合わせて開花時期を調整してくるものであり、展覧会に行けば…
廣嶋玲子作品の、しばしばある構図について。
廣嶋玲子先生の書かれたファンタジー小説「白の王」、いい話だと思う。 『白の王』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター しかし、重箱の隅をつつくような話だが、私とは数字の感覚が合わない点が三つある。それを書いておく。 人狩りの噂のこと 死繰り…
加納朋子先生の「ガラスの麒麟」から始めて、そういえば題名だけ知っていて中身も何も知らないな、と高木敏子先生の「ガラスのうさぎ」を読み、ついでと言っては何ながら、題名が「ガラスの(動物名)」となっているものとして、新堂冬樹先生の「硝子の鳥」…
四十年か五十年ほど前の翻訳小説を読んでいるが、しばしば言葉が古臭い。西洋慣れしていない。今回は、「廻転車」なるものが出てきた。「ジェットコースター」は「ジェット・コースター」なのに「廻転車」である。まあ、メリーゴーラウンドのことで間違いな…
www.komineshoten.co.jp 富をもたらすがゆえに、とある一族の屋敷に囚われてしまった狐の精霊と(稲荷っぽくはないな*1)、精霊の同情を惹くために世話係として買われてきた孤児の少女の、屋敷からの脱出譚である。廣嶋玲子先生らしく、またジュニア向けとい…
柿 ももこさん曰く、「座布団の柿」。確かに四角くて平たい柿だが、誰がうまいこと言えと。 柿 ころ柿 地元のころ柿。
「竹の小馬煮」だと、どんな食べ物なんだろう? としばらく考えた末、 「筍たけのこ・旨うま煮」だと気づいた次第。
アンコとパンの取り合わせはいろいろあるけど、今のところの評価。 アンぱん>あんデニッシュ≧あんツイスト≫あんブレッド アンぱん シンプル・イズ・ベスト あんデニッシュ 柔らかくてサクサクした食感のデニッシュ生地とアンの取り合わせは良 あんツイスト …
総論 ハマダコンフェクトの『バランスパワー』なる、『カロリーメイト』の亜流を食べてみた。 値段は2割方安いのだが、カロリーもカロリーメイトの7割方だから相応と言っていい。道理で同じ本数食べても腹に溜まらないわけである。あと、毒でもなかろうに…
DQ1とDQ2の竜王の城、この二つは、同じものがそのままあり続けたものか、それとも(一度はなくなって)再建されたものか、どちらでしょう? ラスボスが倒されると同時に消失してしまうラストダンジョンが多い中で、DQ1の竜王の城はオリジナル(FC)版もリメ…
何かを商売とし売り物としている人を「~屋」、何かを天命か使命としている人を「~家」として、通常「~家」と呼ばれている職業の人を貶す意味で「~屋」と呼ぶことがある。例えば「政治家」と「政治屋」のようにである。 逆に、通常「~屋」と呼ばれている…
想いよ届け。すべての謎が解かれる前に。 単行本のオビより 松尾由美先生の小説「煙とサクランボ」のタイトルは、この本の第3章で説かれるように、見ることはできるがしっかりした形のないタバコの「煙」に象徴される幽霊紳士氏と、瑞々しく美しい「サクラ…
リメイク版DQ2で、竜王の城の中は洞窟になっている(地上の廃墟と最深部の宮殿を除く)。うち、ロトの剣のある部屋だけ、洞窟としても珍しいことに床が張られているのだ。*1 竜王の城 地下2階 同じリメイク版のDQ1では、ロトの剣の部屋は洞窟の普通の…
大佛次郎の「鞍馬天狗」を題材に、幕末から百年の日本の秘密結社を語る……はずだが、鞍馬天狗も小秘密結社、敵集団も秘密結社と呼んでみるばっかりで、その方面には深い話にならないところがビックリである。「鞍馬天狗」にも秘密結社にも詳しくなった気がし…
子供のころよりウン十年、久方ぶりにバロネス・オルツィの「隅の老人」を読み返した。とは言え、今回は新たに出版された【完全版】であるが。 読んでいて感じたのが、松尾由美先生のものに似た雰囲気である(無論、実際はオルツィ先生の方がずっと古いのだが…
DQ1の竜王の人間形態は、なぜ肌色が青いのか? 無論、人のようであって人ではない魔物であることを端的に示すものであることは分かる。 ただ、発表当時(1986年)でもその認識でよかったのか、当時の青肌キャラクターを振り返ってみる。 「ドン・ドラキュラ…
「わたしのリミット」作中で触れられていたので、何か新しい発見がないかと読んでみた。なお、登場したのは「子供向けの本」だが、私が読んだのは岩波文庫版である。 結論から言えば、「リミット」の読み方が変わるようなことはなかった。作中のあらすじは良…
松尾由美先生の二つの作品、「おせっかい(幻冬舎単行本 2000/6)」と「ブラック・エンジェル(創元推理文庫 2002/5)」の表紙は共に、遠藤律子という方が描かれた、内容とは直接関係のなさそうで、しかもお互いよく似た、ヒエロニムス・ボス風のシュールレ…
注:この記事を私が書いたのは、「ニャン氏」シリーズ第三巻「ニャン氏の憂鬱」を読む前のことです。 松尾由美先生の「ニャン氏」シリーズの探偵猫アロイシャス・ニャン(通称ニャン氏)、彼はだいたい真っ黒な猫で、顔の下半分と手足の先とお腹が白いタキシ…
悪評は書くものではないと思うが、「異次元カフェテラス」は、かなりマイナーな本なので、あえて記録しておこうと思う。 この本は松尾由美先生の初めての本であるが、正直言えばあまり面白くなく、無理に探してまで読むことはないと思う。ただ、この本はロッ…
DQ3(ドラゴンクエスト3)の、いわゆる「上の世界」は現実の地球をモチーフにしており、(カタカナで表される)地名にもそれぞれ元ネタがあります。しかし、その全てを網羅したものはネット上にはないようなので、私の納得する内容で、作ってみました。 …
米澤穂信先生の古典部シリーズの短編「心あたりのある者は」は、ゲームとして推理を始めたのに、調子に乗って進めていたら、終わった時には目的を忘れていた、という、全体としてみたら喜劇な作品です。しかし、折木は本当にゲームの目的を忘れていたのでし…
この記事は、ネタバレを含みます。
私には合わなかった一冊。 「わたしのリミット」に似ていると聞いたので試しに読んでみたが、片親を亡くした女子高生が、不可思議な形でその親と再会する、と、おおざっぱに纏めれば同じとは言える。 しかし、主人公の性格が斜に構えすぎで周りを見下してい…